水虫治療を自分でしようと、インターネットで調べていると「ラミシールクリーム」と「ラミシール錠」というものが出てきました。はたして、どちらを使うのが良いのだろう?と思い、調べてみました!

水泡が出来る白癬症にラミシール、ウィンダムの効能

ラミシールもウィンダムも、一般に水虫と呼ばれている足白癬症にとても有効な抗真菌薬とされ、白癬菌の細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成を抑制し、白癬菌を殺菌する効果が期待出来ます。エルゴステロールの生合成経路は、アセチルコンエンザイムAからヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムAとメバロン酸を経て生合成されたスクアレンにスクアレンエポキシダーゼを作用させる事でスクアレンエポキシドを生成し、スクアレンエポキシドをラノステロールシンターゼによる環化反応及び脱水素反応させる事でラノステロールが生合成されます。以後、ラノステロールにラノステロールC-14脱メチル化酵素やステロールレダクターゼなどの酸化還元酵素を反応させる事でエルゴステロールが生合成されます。ウィンダムは、エルゴステロールの生合成経路のラノステロールC-14脱メチル化酵素の働きを阻害するイミダゾール系の抗真菌外用薬です。その為、足白癬症の中でも足の指と指の間に症状が現れる趾間型白癬症や足の裏や側縁部分に水泡が発症する小水泡型白癬症には効果的に作用しますが、医薬成分が浸透し難い爪白癬症や増殖型白癬症の治療には根気が必要とされています。ラミシールは、スクアレンエポキシダーゼの働きを阻害するアリルアミン系抗真菌薬であり、クリームやスプレーなどの外用薬としてだけでは無く、内服薬としても処方されています。ラミシールは、肝臓で肝代謝酵素チトクロームP450により代謝され低濃度でも高い抗真菌作用を示し、外用薬では治癒し難い肥厚し硬化した角質や爪内部まで医薬成分が移行し抗真菌作用を発揮します。その為、特に服用開始後は定期的に肝臓の機能検査を受ける必要があります。