水虫治療を自分でしようと、インターネットで調べていると「ラミシールクリーム」と「ラミシール錠」というものが出てきました。はたして、どちらを使うのが良いのだろう?と思い、調べてみました!

2016年12月の記事一覧

爪白癬症患者の治療に効果的なラミシール

ラミシールは、従来の外用の抗真菌薬ではなかなか完治し難いとされて来た爪白癬症患者や角質増殖型白癬症患者の治療に非常に有効な非アゾールのアリルアミン系経口抗真菌薬です。ラミシールは、経口抗真菌薬なので外用の抗真菌薬では医薬効果が行き届かなかった爪の内部の感染組織や踵の硬く肥厚した感染組織にも、血流に乗って患部組織内の真菌細胞への医薬成分が移行します。ラミシールの主成分テルビナフィン塩酸塩は、白癬菌の細胞膜の形成に必須成分とされるエルゴステロールの生合成過程において、スクアレンエポキシダーゼに直接作用しスクアレンからスクアレンエポキシドへの転換を阻害する事で、細胞内のスクアレンの蓄積量の増加作用やエルゴステロール含量の減少作用などを引き起こし、細胞膜の障害を引き起し抗真菌作用を示します。ラミシールの血中半減期は、空腹時の単回経口投与の場合は30.8時間、食後の場合は39.9時間と非常に長く、継続服用の場合でも28.9時間と少し短くなりますが、1日1回の服用で十分医薬効果を持続させる事が出来る抗真菌薬です。ラミシールは、肝臓の肝代謝酵素チトクロームP450の複数の分子種により代謝され、医薬成分の約80%が尿として、約20%が糞として排泄されます。又、ラミシールは、服用後72時間で医薬成分の約85%を体外に排出するので、胃部不快感や胃部膨満感、頭痛、食欲不振などの副作用の発生頻度も低く、肝不全や肝炎、胆汁うっ滞、黄疸等の重篤な肝機能障害の発症リスクも0.1%以下と安全性の高い抗真菌薬ですが、ラミシールは肝臓で代謝されるので服用開始2カ月は定期的に肝機能検査と血液検査を受けるべきです。又、ラミシールの服用を6カ月以上継続する際には、念の為に眼科の検査を受けるべきです。

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